今日は公共バスについて、
ちょっと書いていきたいと思います。
地下鉄がまだできていない昆明では、
公共バスが主な交通手段の一つとして、多くの人に利用されています。
バス停
ここは人が少ないですが…
人が多いところは、それこそ混雑時のプラットホームのよう。
それでも路上に飛び出てないだけまだマシです。
バス停には、ここに停まるバスの番号と、そのバスが停車するバス停、ルートが書かれています。
車内でのアナウンスは、基本的に中国語と英語。
バスによっては、次に停まるバス停が、液晶に表示されることもありますが、
基本的にアナウンスのみです。
激しい肉弾戦を繰り広げ乗車します 笑
バスは基本的に1元(約13円)です。
長い距離を走っているバスは、2元だったりします。
ごくごくまれに、4元とかのバスもありますが、
基本は1元か2元です。
ところがところが、
今年の3月下旬に昆明に戻ると、
少しばかりの変化が起きていました。
“空调车” (空調車…ようするにエアコン付きのバス!)
が導入されていたのです!
バス自体にも大きく“空调车”と表示されています。
そして、この“空调车”は1元ではなく、2元なのです!
なぜわざわざこんなことを紹介しているかといいますと、
個人的に、この“空调车”の導入は、
ただ単に値上げを目的にしたものだと疑っているからです…。
昆明は、“春城”(一年中春のような気候の街)として知られており、
一般家庭では、基本的にエアコンはありません。
ホテルでも高級ホテル以外は基本的に付いていないと思います。
そんな街において、この“空调车”の導入は必要なのか…。
バスなんて、走行中は窓開ければ涼しいし、
実際、窓開けちゃって走ってる“空调车”をよく見かけます。
運転手さんに「閉めろ!」って怒られる場面なんかも…。
正直言って、1元上がったからって、
そんなにワーワー言うようなことではないのですが、
毎日利用している人からしたら、結構迷惑なのです。
“空调车”が来たら、乗らないで、
1元の“普通车”を待つ、なんて人もたくさんいます。
私もよくバスを利用するので、
正直この“空调车”の導入にはご立腹です。
地元の新聞でもこのことについて、
とりあげられていました。
ただの口実じゃないかって笑
ちなみに、
2階建てバス(?)もあります!
最後に、ちょっと興味深いことがあるので
それを取り上げます。
下の写真は、
ある日の昼下がりのバスの車内です。
何か気付くことはあるでしょうか…?
写真に写っている5人中、4人が通路側の座席に座っているのです。
(ちなみに私の後ろに乗客が一人いましたが、その人も通路側)
そう、中国人は、通路側を好むのです。笑
たとえば、車内が混雑してくると、当然座席も埋まってきます。
そうすると、おそらく、日本人だったら通路側に座ってても
窓際に移動し、通路側を空けると思います。
ところが彼らは頑なに通路側を死守するのです。
日本人がどっちを好むかはわかりませんが、
私個人は窓側を好む人間だったので、このことが衝撃的でした。
きっと、降りるときのことを考えてだと思うんですけどね、
おもしろいなぁ~って思って紹介しましたー♪
では!