2012年4月9日月曜日

清明節-本章編-

清明節のつづき・・・

●4月3日

お墓参りへ。

結構遠くまで行くのかなと思ったら以外にも結構近かったです。

車で10分くらいの小高い山というか、丘にお墓はありました。

このお墓は、彼(友人)の曾祖父のお父さんのお墓だそうで、土葬のものです。


全部で14人の親戚が集まり、ぞろぞろと歩いていきます・・・


お墓の掃除をしお供え物をし・・・

お供え物は、果物、ケーキ、そして自宅で作って持ってきた料理などなど。


ご先祖様にお祈りする前に、山の神様にお祈りをするそうです。

「いつも見守ってくださりありがとうございます。」


そして、ご先祖様にお祈り。


このとき頭を9回下げるそうです。

偶数のことを「阴数(陰数)」といい
奇数のことを「阳数(陽数)」といい、
陽のほう、つまり奇数を好むみたいです。

人によって頭下げてる回数は違いましたが、

太極拳もそうですし、中国人は陰と陽の考え方がすごく好きというか大切にしているというか
きっと思想の根底にあるのかなぁって思います。


お祈りしたら、お供え物をみんなで食べます!

え!食べちゃうんだ!
って思いましたが、食べるそうです。

しかもその場で。

ピクニックのようです。笑


食べ終わったら「金锭」「银锭」と呼ばれるものを燃やします。

見た目からわかるように、金や銀、つまりお金を模したもので、
これを燃やすことは、ご先祖様があの世でお金に困らないように、という意味があるそうです。


連なっているやつを燃やした後、
バラバラになっているやつを燃やします。

最初これを見たとき、
「あー、バラバラなっちゃってるよー」
と思っていましたが、
これは、あの世でご先祖様の面倒を見てくれる人へのチップだそうです。

なるほど~

もっとお金に似せた
「纸钱」と呼ばれるものもあり、
この時期になるといろんなところで売られています。


最後に爆竹を放ち終了。


お昼すぎには全部終わりました!


その後、建水市内を散策したりしました。

昆明よりも昔の中国の雰囲気が残っていて、
なかなかおもしろかったです。
また、建水は中国で三番目の陶器の生産量を誇る街としても有名だそうで、
中国四大陶器(?)の一つ、建水陶器はとっても綺麗でした!


夜はまた宴会。

この日はまさかのお酒なしで、安全な食事会でした。

夜、彼の友達たちと遊び、

次の日、彼と一緒に昆明へ戻りました。


今回2日前に、一年振りに連絡を取ったのに、
温かく迎えていただき本当にありがたかったです。


いろんな不安を抱えつつ出発しましたが、
貴重な体験ができた約4日間。


曾さんご一家、ありがとうございました! 


0 件のコメント:

コメントを投稿