2013年10月30日水曜日

<欧州見聞録>7・オーストリアでヒッチハイクなんてしないもんだ


ウィーンから西へ...

向かった先はグルナウ(Grünau)

結構マイナーな場所、でもとってもオススメしたい場所なので、地図貼っておきます(´ω`)


View Larger Map


私が行ったグルナウという所から西の

山や湖がたくさんある一帯をザルツカンマーグート(Salzkammergut)といいます。

サウンドオブミュージックの舞台となったところとして有名で、世界遺産でもあります。


ここではThe TreeHouse Backpacker Hotel (http://www.treehousehotel.net/)

という宿で3泊したのですが、

今回はそこに行くまでの話。



結果(?)から言うと、

宿が結構な山奥というか、田舎なとこにあるので、交通の便が悪く、

ウィーンからライドシェアで近くまで行き、

ヒッチハイクと市バス的なのを乗り継ぎたどり着きました。



ライドシェアで降ろしてもらったところから、市バスのバスターミナル(Gmunden)まで約12km。

その間をヒッチハイクしなければならなかったんですが・・・

20分くらい試してみても、1台も止まらない。。。


とりあえず、道沿いに流れる川が綺麗だったから、少し歩こうと・・・



でも、とうとう歩道がなくなって、ビュンビュン走る車だけの道になってしまったので

ここで車捕まえなきゃヤバイ!

と思い

止まっておねが~~~い(>_<) って顔しながら、手を振ること15分。。


やっと1台止まってくれました。



乗せてくれたのは、オーストリアンの25歳(推定)のおにーさん

英語があまり話せない人で、何言ってるかあんまりわからなかったけど、

ここらへんにはカンボジア人がたくさん住んでるって言ってた。ほんとか?


走ること10分ちょい。

マクドナルドに到着。



(´・ω・`)



彼 「お腹すいてるんだ」

私 「OK OK」


・・・・・・(´・ω・`)


私 「降りたほうがいい?」

彼 「え、うん」



ここどこーーー(´Д` ;;)



「そこを左に曲がって、ずーーっと歩いていけば、街の方に着くから」

みたいに言われたけど、


え、ここどこーーー(´Д` ;;)


でも、どうしようもないから、とりあえず指示通り歩く。。



ずーーっと歩いてった先には、たくさん分かれ道があって、

どっちに行けばいいのやら、とにかく道行く人に聞きまくりました。


でも、オーストリアの地方となると英語できない人も多くて大変でした。


「English is not my favorite subject, so...ok?」

って言いながらすごい親切に接してくれたおじさんがいて、

わざわざ近くにあるお店に入って行き方を聞いて、こうやって行くんだよって

一生懸命説明してくれるんですが、途中から

え、ドイツ語になってません?

ってくらい聞き取れなくて、

でもとりあえずその場は

「Thank you so much!!!!」

って感じでバイバイして、

でも全然理解できなかったから結局他の人(英語出来る人)に聞いて一発で解決したという切なさ。


結局、あとで地図を見てみたら、2kmくらい手前で下ろされて、1時間くらいかけてバスターミナルまでたどり着いたということでした。

Gmunden Busbahnhof 

なるほど、こんな感じだと知らない人も多いはずだー



Gmundenにある湖、Trausee

疲れがかなり吹き飛んだ!興奮した!



こっからまた市バスのようなのに乗り、1時間弱くらい。



ウィーンを出てから5時間半くらい。やっと宿にたどり着きました。

その日はもうすっかり暗くなっていたので、この写真は翌朝撮ったものです。



日本でも海外でもヒッチハイクしたことはあったのですが、

でも、オーストリアでのヒッチハイクがこんな苦労するとは思いませんでした(´・ω・`)


ヒッチハイクしたことある人なら共感していただけると思うのですが、

あの親指立てて手を挙げてるときって、結構恥ずかしいんです笑

途中から親指立てるのやめちゃうくらい。


それでいて、走ってる車の運転手さんは、ニヤニヤしながら通り過ぎたり、

おかしなことやってる奴がいるな、って顔しながら通り過ぎてったり、、、


ニヤニヤしてないで止まってくれよー!


って思っちゃいます。無礼ですが。


今回は、地図もなくまったく知らない土地、非英語圏の場所を歩いていたので、

どこにいるんだかまったくわからなーい

という感覚が、精神的ダメージを与え、宿に着いた頃はくったくたでした。


オーストリアでヒッチハイクなんてしないもんだ。

・・・楽しかったけどね(・∀・)



次回はグルナウの大自然!じゃーーー

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2013年10月27日日曜日

<欧州見聞録>6・日本語っていいね、ウィーンっていいね


この日は日曜日。

留学時代のお友達と、その彼氏さんと自分の3人で

ウィーンから車で2時間くらい行ったとこにハイキングに行きました。



(いくら仲のいい友達とはいえ、カップルのお出掛けについて行ったことは、割と早い段階で後悔しました)

(景色の写真を撮ろうと構えると、ファインダー越しに、チュッ、としてる姿が見えたり、振り返ると、チュッ、としてたり、なんか、うん、見て見ぬふりをするのが大変でした)

(きっともっとイチャつきたかっただろうな・・・ごめんね)


まぁ、そんなわけで、アップダウンと途中休憩で4時間半くらい

森林浴と景色を楽しみました。



おしゃべり中、どういうあれでか忘れたけど、

「日本語っていいね」

って話題になりました。


なんでかってゆーと、

日本語は、国の名前を、その国の言語で表す、そのまま言うことが多いから、って。


ドイツ

ミュンヘン

オランダ

ウィーン

プラハ

などなど。

結構そのまま言っても現地人には通じます。


これらの名前を英語で言うと

ドイツ→ジャーマニー

ミュンヘン→ミュニック

オランダ→ホランド/ネダーランズ

ウィーン→ヴィエナ

プラハ→プラグ

雑に言えばこんな感じ。


旅中あったオーストラリア人に

「どこ回って来たの?」

なんて聞かれて、国名を日本語で言っちゃうと、まったく通じません。


中国語だと

ドイツ→ダーグオ

ミュンヘン→モニヘイー

オランダ→ハーラン

ウィーン→ウェイイエナー

プラハ→ブラガ

英語の発音に中国語の音をあててるのが多いことがわかる。。



「でもUKのことはイギリスって言うよ?」

と言うと

「たぶんスペイン語かポルトガル語から来てるね!」

って話になった。

たしかに、スペイン語とかだと、イングレス、とかたしかそんな感じ。


「日本に初めて来た西洋人ってポルトガル人だったでしょ?その影響じゃない?」

って言われて、あぁなるほど、と納得。


でも、じゃぁなんでスペインはスペインなんだろ。

疑問だ。。。

スペイン語ならエスパーニャ。でも日本語はスペイン。まるっきり英語。

誰か教えてー




また少しウィーンでの話に戻るけど、

お友達曰く

オーストリアの政府は“文化”に対してすごくお金を費やすらしい。


これはオペラハウスの外にある大きなスクリーン

中でやってるオペラがLIVEで見れる

オペラはイタリア語。字幕はドイツ語

 


そしてそのお友達は、ドイツ人なのに、ウィーンの市の職員として働いてます。

仕事内容は、中国人・中国系移民の対応とかみたい。


ドイツ人がウィーンで中国人の対応。

・・・なんか不思議な感じ。


彼女は、1日8時間労働ってゆー契約らしく、

それ以上働いても残業代は出ない。

でも、長く働いた分を、“貯蓄”できるんだそうです。

つまり、9時間働いた日が8日になると、8時間の貯蓄ができたことになるので、

1日お休みをもらえる。


なんとも羨ましい・・・(´・ω・`)



ウィーン自体そんなに大きい都市ではないし、

この日行った場所だって、車で2時間くらいの場所。


後日行った、もっともっと綺麗な場所だって、車で4時間あれば着く。

それでいて、ウィーンは歴史があって、文化の香りもする街。

流れる空気も、なんとなくゆっくり。


いいなぁ、ここ住みたいなぁ。


ってやっぱり思ってしまいました。


物価も日本と変わらないし。


そんなかんなでウィーンを離れ、

次回は、オーストリアの西、いや、真ん中らへんの自然が綺麗なとこのお話です。

では(^O^)



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2013年10月24日木曜日

<欧州見聞録>5・ウィーンで見つけた豊かな空間


チェコのプラハからバスに揺られること4時間半。

オーストリア、ウィーンに到着。


EU圏内だと、いつの間にか国境を越えてるから

途中寝ちゃってると、いまどこの国にいるのかわからなくなる(・ω・)

(実際少し楽しみにしてたEU圏内での国境越えをすべて逃したという...)



ヨーロッパ渡航前、たくさんの人から

『ヨーロッパ似合わない』 『え?何しに行くの?』 『中国ってイメージしかない』

といったお言葉をいただいておりました。

ありがとうございます(_ _)え


実際自分自身ウィーンに興味なんてなかったんです。

だって、なんか、クラシックとかオペラとか何それ美味しいのって感じだし。。

『オレ行くところじゃないなー』って自覚してたので。。


でも、ウィーンには、中国留学時代の親友、

具体的には、『友達以上兄弟未満』という謎の関係だったEmiという壮絶バックパッカーがいたので、

彼女に会うって理由だけで行くと決めてました。



でも、、実際ウィーンに行ってみたら、

あーここ住みたいわーーと思ってしまいました(単純)



ウィーンに限らず、ヨーロッパのすっごく羨ましいところがあって

それは、オープンテラスが多いこと


見てこの感じ

楽しそーー(単純)



これは運河の横でW杯予選、ドイツvsオーストリアの試合を観戦中



ここは、ミュージアムとミュージアムとミュージアムの間のスペースって感じの場所


変な形した青いやつが無数に置かれてて、奥にはコーヒーとかケーキとか、もちろんお酒も

そういうのを売ってるcafeがあって。

でも、何も買わずにここで駄弁っててもいいし、何か自分で持ってきたっていいだろうし。

小さな噴水みたいのもあって、子ども連れの家族もたくさん。


なんだろうな、この“豊かな”感じは。


日本にもこんな空間ないかなー



そんなゆったりとした場所で、Emiとコーヒータイム。



ウィーンといったら…

『ウインナーコーヒー』と『ザッハトルテ』

でも、ウィーンには日本で飲まれてる、アメリカンコーヒーにホイップをのっけただけの“ウインナーコーヒー”なんて存在しない。


ということで、コーヒーは普通にカプチーノ。

ザッハトルテも、オーストリアの人にはそんな人気ないらしい。


自分が

「ザッハトルテ食べたい!」

って言ったら

「ほんとに!?(-_-;)...んー、この店置いてるかわかんない・・・」

ってことで店員さんに聞いてくれたら

「ザッハトルテだけ残ってるって」

って言われた。

そんな立ち位置(´Д` )笑



この日はのんびりしすぎたので、いい加減、市内散策へ・・・


国立図書館(National Library)

ここの2階のベランダというかテラスみたいになってるところは

1938年、ヒットラーがオーストリア併合を宣言したところなんだって。

前期、ヒットラーが演説してる映像を授業で見てたから、言われた瞬間

「えーーーー!!!!」って叫んだよね(((゜Д゜;)))



ボーフブルク宮殿(Hofburg Palace)



シュテファン大聖堂(St. Stephen's Cathedral)

中の雰囲気がすごかった

キリスト教のこととかよくわからないけど、それでもこの大聖堂ってすごいんだなーって感じた



国会議事堂

門すらない。なんだこのルーズな感じ



旧市街では珍しい楽器で演奏する人が。

周りで見てる人たちも唄いだす



ウィーン名物だという、シュニッツェル(Wiener Schnitzel)

もう2度と食べない笑



そんな感じで、11時半くらいまでウィーンの街を歩き倒しました。

次回もウィーンの続きです!(´∀`)




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2013年10月21日月曜日

<欧州見聞録>4・綺麗すぎてタメ息が止まらない


ベルリンから車で約4時間、やってきました、チェコはプラハ


あーーーーー美しい

美しすぎる

美しすぎる


この街は綺麗すぎるので、細かいこと書きません。

とりあえず写真を見て欲しいのです。


 プラハ城(Prague Castle)にある聖ヴィート大聖堂



奥行がすごい



ステンドグラスがとーーーーーーっても綺麗



聖ヴィート大聖堂の鐘楼

150チェココルナ(約800円)で登れます

高いなーと思ったけど、景色は抜群



レトナー公園(Letna)から

人少ないしオススメの場所



ヴルタヴァ川に架かる橋が美しい

日が落ちるまで2時間くらい、日記書いたり芝生に寝転がったり、ボーっとしてました



トラムが走る



何を撮っても絵になる



カレル橋(Charles Bridge)

プラハと言えばこの夜景



市民会館(Municipal House)と火薬門(Powder Gate)

なんじゃこりゃ



貧乏学生は

缶ビールを買って



スタンドでホットドッグを買って




旧市街の広場で地べたに座って一休み



あちらこちらから音楽が聞こえてくる

一人で唄ってる人も、バンドも、バイオリン奏でてる人もいる



プラハの旧市街周辺は、完全なる観光地なので、大量の観光客で埋め尽くされてますが

写真好きの人には、プラハ、絶対オススメです。



大量に写真撮りながら

「もう、撮りきれないよ!!綺麗な場所が多すぎて、もう、やってらんないよ!!」

って、途中から撮るのを諦めたくなりました。

それくらい、綺麗。


いちいち

「なんじゃこりゃ...orz」

「ハァァ…(´Д`)」

ってなっちゃうくらい、綺麗。


成田から東京駅にバスで向かう途中見えたディズニーランドが

「しょっぼ」

って思っちゃうくらい、綺麗。



どうしようもないくらい、綺麗でした。



自分もここで生まれ、育ってたら

もっとロマンチックで洒落た人間になれたかも。。




ちなみにプラハはドイツとかよりも物価が安いです。

日本の3/2くらいかな。

いや実際もっと安いかもです。

宿もドミトリーで一泊1000円くらい。


ということで内容のない手抜き記事ですが、お許し下さい。

もっともっと写真載せたいのですが、載せすぎても重くなりそうだし、

それこそ、選びきれないので。。


次回はオーストリア!
今回訪れた街の中で、一番“住みたい”と思った場所、ウィーン!


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2013年10月19日土曜日

<欧州見聞録>3・落書きの街・ベルリン


ヨーロッパの大国、ドイツ。その首都、ベルリン。


ベルリンといえば、ヘルタ・ベルリン、、、ではなく、ベルリンの壁。


そんなベルリンで、個人的に一番気に入った場所は




現存するベルリンの壁、約1.3kmに、たくさんのアーティストさんが絵を描いた

なんか、すごくメッセージ性があって、いろいろと考えさせられるところ。


この場所の細かい説明は、All Aboutさんに任せます(雑)


5000人を超える人々があらゆる手を使って、西ドイツに亡命した

しかし、命を落とした人も少なくない



ホーネッカーとブレジネフのキスシーンを描いた有名な作品

東ドイツとソ連の密接な関係を皮肉っているんだとか



Chinaの絵の下に
「WE NEED DEMOCRACY. NOT Great WALL」
と書かれている




こんな感じに、メッセージ性がかなり強い



「日本地区への迂回路」
というのもありました。

横には五重塔と富士山の絵。


これが何を意味しているのかはわからなかったけど、

落書きの内容が、すごく残念だった。


「魚釣島は中国のだ」(あおいそらは?)

「中国人が日本人を発明した」(すばらしい発明をしたもんだ)

とか

DOKDO(竹島)って文字も。


壁博物館ってとこの中に大きい世界地図があったんだけど、

そこの「SEA OF JAPAN」ってとこは黒く塗りつぶされてた。


ベルリンの壁って東西冷戦の象徴的な場所で、人類の歴史を感じる場所。歴史から学ぶ場所。

そういう場所なのに、なんで・・・って。

すごく悲しかったです。

どんな気持ちで書いたのかわからないけど、それを見た人がどんな気持ちになるのか考えて欲しいよね。

それは、日本人であれ中国人であれ。


とにもかくにも、アートとかそういうのよくわかんないけど

すごく楽しめた場所でした。



そんでもってベルリンは、落書きがすごかった。


街中、至るところに落書きがある


もはや芸術の域


ここにも書いちゃう


不気味な絵も結構多い




あ、ここはたまたま見つけたエロティック・ミュージアム

いろんな意味で衝撃的だった・・・いろんな意味で。。。




なんだろーな、ベルリンは、すごいエネルギーを感じる街だった。

自分がイメージしてた“ドイツ”とは、異なっていたし、

ドイツ人も、ベルリンはドイツじゃないから、って冗談言ってた。


大忙しの旅だったから、ベルリンは行こうか行かまいか迷ってたけど、

行って大正解でした(´ω`)


次回は、美しすぎる街、チェコ、プラハ!



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